より深い睡眠を取るために
日々の生活を充実したものにする上で、睡眠は重要です。
良質な睡眠をとる事で、脳や身体の疲労回復が期待されます。
では、良質な睡眠はどの様に得られるでしょうか?
脳内にある松果体と言われるところから、
メラトニンという物質が分泌される事で身体が眠る準備を始めます。
しかし、睡眠前に明るい光(テレビやスマートフォンの光等)を見てしまうと、
メラトニンの分泌が減少してしまい、眠りが阻害されてしまいます。
眠り始める時には、身体の体温は日中よりも下がるので、
眠る直前に激しい運動や入浴をすると、入眠がスムーズに行われません。
そのため、睡眠の約2時間前までにはそれらを終えている事が望ましいと言われています。
また、眠っている時は布団と接触している身体の部分に熱が溜まってくるので、
体温が適度に低下していないと眠りが阻害されてしまいます。
そこで、良質な睡眠を得る為に重要なのは
足元が危なくない程度に部屋の灯りを落とし、テレビやスマートフォンの使用を控える事、
全身がリラックスして深い眠りができている事、
寝返りによって布団と接触している身体の部分の熱放散がスムーズに行える事です。
スムーズな寝返り動作とは、
丸太のように身体を固めて行うのでではなく、
首→背中→股関節などのように関節をばらばらに動かせること。
捻じれを伴う動きは、
起き上がりや歩行、立位での方向転換、背中を伸ばす動作とも関連があるため、
スムーズな寝返りができると睡眠時の寝返りだけでなく、
日常生活に起こるそれらの動作のフォーム改善も期待されます。
眠りが浅く、疲れがとれずに困っている方は、
入浴後に身体が柔らかくなり易くなってから、
首や背中、股関節のストレッチを行い、寝返り動作を練習してみる事をお勧めします。
また分からないことが有りましたら、当院リハビリスタッフまでお声掛けください。