指が引っかかって伸びにくい?その原因と治療法
ふと指を伸ばそうとしたときに…
「指を伸ばそうとしたら、引っかかってスムーズに動かない…」
そんな症状に心当たりはありませんか?
この症状は「ばね指」と呼ばれるものかもしれません。
指を曲げ伸ばしする際に使う「屈筋腱(くっきんけん)」は、
指の腱鞘(けんしょう)というトンネルの中を通っています。
使い過ぎによって腱や腱鞘が炎症を起こし、トンネルが狭くなることがあります。
その結果、
腱の動きがスムーズでなくなり、指が引っかかったように感じたり、
無理に動かすと「ガクン」と跳ねるような動作になるのです。
この症状を「弾発指(だんぱつし)」といい、
一般的に「ばね指」として知られています。
ばね指の主な原因
ばね指の原因の多くは、指の酷使による炎症です。
特に、以下のような方に多く見られます。
· 指をよく使う職業や作業をする方
(パソコン作業、ピアノ演奏、料理、裁縫など)
· 更年期の女性(ホルモンバランスの変化による影響)
· 妊娠・出産期の女性(ホルモンの影響や抱っこによる指の負担)
· 糖尿病やリウマチをお持ちの方(腱や関節の炎症が起こりやすい)
ばね指の治療法
ばね指の治療には、症状の程度に応じた方法があります。
🩹 ① 安静にする
指の使い過ぎが原因なので、できるだけ指を休めることが大切です。
📏 ② テーピングや装具で固定
テーピングや装具を使って、指の動きを制限し、負担を軽減します。
💉 ③ 注射治療
痛みが強い場合は、炎症を抑えるためにステロイド注射を行うことがあります。
🔪 ④ 手術(腱鞘切開術)
症状が繰り返し発生する場合や、日常生活に支障が出るほど悪化している場合は、
腱鞘を切開する手術を行うこともあります。
早めの受診をおすすめします!
ばね指は放置すると悪化することがあります。
違和感や痛みを感じたら、早めに医師に相談しましょう。
当院でも診察を行っていますので、症状がある場合にはお気軽にご相談ください。
🔍 まとめ
· 指を伸ばそうとすると引っかかる場合は「ばね指」の可能性あり
· 原因は指の使い過ぎによる腱や腱鞘の炎症
· 安静、テーピング、注射、手術などの治療法がある
· 放置せず、早めの受診が大切!
気になる症状がある方は、当院までご相談ください。