肋骨骨折
最近、リハビリ室ではゴルフの練習にはまっています⛳
コロナ禍で外出する頻度が少なくなっていましたが
少しずつ緩和してきたので運動する機会も増えてきました!
コロナ感染による後遺症で長引く咳が原因で
肋骨の痛みを訴える方の受診が増えているように感じたので
今回は肋骨骨折について取り上げてきます。
肋骨骨折は、
転倒したり、物がぶつかったりすること
肋骨に直接外力がかかる外傷性の骨折と
長引く咳やくしゃみ、ゴルフのスイングのように
同じストレスが加わり続けることで起こる疲労骨折があります。
疲労骨折の場合、
肋骨と肋骨の間を広げたり縮めたりする動作を
何度も繰り返すことで起こってしまいます。
スポーツでいうと、ゴルフをやっている方によくみられ、
利き腕の反対側の第2~9肋骨に
発生することが多いと言われています。
ゴルフ以外にも
練習で素振りを繰り返す野球でも起こりやすいといわれています⚾
フォーム習得しようとするために
繰り返しスイング練習をすることで
肋骨に負荷がかかり痛めてしまいます。
肋骨は呼吸をしたり、
体を捻ったり、前傾したりすると
負担がかかりやすいです。
呼吸をするときには
肋骨が開いたり、閉じたりする動きをするため、
呼吸をして痛みがある場合は肋骨を痛めているケースが疑われます。
肋骨は、心臓や肺など腹部臓器の一部保護しています。
特に重篤な場合では、折れた肋骨が肺に刺さり、
気胸と呼ばれるものを惹き起こすケースなども有ります。
心配な場合はお近くの整形外科で
しっかりレントゲンなどで確認してもらいましょう。
また、処置としては肋骨の開く動きを制限すると骨に負担がかかりにくくなり、
痛みが軽減するため、バストバンドと呼ばれるコルセットの様なもので、
肋骨の動きを制限することで痛みを和らげることもできます。
こちらも整形外科で処方してもらえるので、
しっかりとした固定をして痛みを和らげ、回復を早めましょう。