東洋医学の考え方 〜陰陽のバランスが健康のカギ〜
今回は東洋医学について
お話させていただこうと思います😌
当院で行っている鍼灸治療も、東洋医学に基づいた治療法のひとつです。
東洋医学の世界には、
古代中国の哲学「陰陽(いんよう)」という重要な考え方があります。
「陰陽」とは、
もともと「日が当たる面(陽)」と
「日が当たらない面(陰)」という自然現象から生まれた考え方です。
森羅万象、宇宙のすべてのものは「陰」と「陽」の性質を持ち、
この二つの対立と調和によって、
すべての事柄が成り立っているというのが陰陽論の基本です。
陰と陽の例
陽 | 陰 |
---|---|
動くもの | 静止したもの |
外向的 | 内向的 |
上昇的 | 下降的 |
温かい | 冷たい |
明るい | 暗い |
ただし、この陰陽は
絶対的なものではなく「相対的」なものです。
何と比べるかによって陰陽は変化します。
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男性は女性と比べると「陽」🙋♀️🙋♂️
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子どもは高齢者と比べると「陽」👧👵
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昼は夜と比べると「陽」、でも午前は午後と比べると「陽」☀️🌕
このように、陰と陽は固定されたものではなく、
常に転化し合いながらバランスをとっています。
当然ながら、人の身体にも陰と陽が存在しています。
例えば、
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上半身は陽、下半身は陰
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背中側は陽、胸側は陰
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体表は陽、体内は陰
この陰陽のバランスが保たれている状態こそが
「健康」と東洋医学では考えられています💪💪
逆に、どちらか一方が強くなりすぎたり、弱くなったり、
両方が弱くなってしまうと、
その陰陽のバランスが崩れて病気になるという考え方です。
東洋医学、特に鍼灸治療では、
この陰陽のアンバランスを整えることを大切にしています。
体の中に存在する陰と陽の調和を取り戻し、
自然な循環と安定した状態に導くことが治療の目的です☯
難しいように思える陰陽論ですが、
「体の声を聞き、バランスを整える」というシンプルで深い考え方です。
バランスを整える鍼灸治療、はじめてみませんか?
当院では、こうした東洋医学の視点を大切にした診療を行っています。
気になる症状がある方、慢性的な不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。