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徐々に進む ものわすれ歩行低下

[2022.01.07]

ゆっくり起こる 認知症と歩行障害

 

皆様、2022年明けましておめでとうございます

コロナ感染を繰り返しております。

感染に注意しながら、皆様の運動機能、痛みに対して

改善を目指して参ります。

今年も宜しくお願い申し上げます。

 

さて、

 

冬になり、凍結、積雪が増えています。

 

転倒しやすい季節は、1月2月です。

時間帯は午前中が多くなっています。

ご注意ください。

 

転倒後に起こりやすい骨折があります。

転倒後に感部の腫脹、痛みが続くときは

念のために整形外科受診ください。

 

 

 

腰部、手首、肩の痛み、股関節

良く起きる部位です。

長引く場合は骨折の有無について

確認すると治療が円滑にできます。

 

 

一方、外傷後に

脳にゆっくりと出血がたまる病気があります。

名前は、

慢性硬膜下血腫 (まんせいこうまくかけっしゅ)です。

 

脳内出血とも言われます。

 

脳内の出血が起きる理由としては

 

高齢者  

酔っぱらって転倒 地面凍結で転倒

 

若者 

スノーボードなどの冬のスポーツ

 

幼児 

つまずいて頭部をぶつける

 

 

注意する点として2つあります

 

注意点 1つ目

 

直接頭をぶつけていないくても

出血が起こることがあります。

 

例えば、

尻もちをついた時でも起きることがあります。

脳が強く揺すられたときも起きます。

車の事故で頚部を強く揺すられた。

ジェットコースターで頭、首を強くゆすった。

 

などでも起こることがあります。

また、血液をサラサラにする薬を普段から使用されている方は

起きやすいので注意が必要です。

症状はゆっくりでることがあります。

 

注意点 2つ目

 

出血後すぐに症状が出ないことです。

具体的には2~3か月後に症状を自覚することもあります。

それまでも、内出血は始まっているのですが、

少量の出血の場合は

症状自覚までに時間がかかります。

 

転倒の既往があり、

歩行能力低下があるため、

四肢のしびれのために

整形外科に相談されることがあります。

 

診察時には

脳の機能低下がある時には、

転倒したことを

覚えていない場合もあります。

3週間前~3か月前ぐらい後に症状がでる

認知症でない人でも3か月前の事は

明確に覚えていない可能性が高いです

 

疑われる症状としては

頭が痛い

力が入りにくい

意識がぼんやりする

うまく歩けない

手足に力が入らない

頭痛

認知症

 

歩行障害や麻痺の時には、CT、MRIなど

頭部の精査をおこないます。

そこで診断可能となります。

 

治療

 

脳にたまっている出血を

手術により抜くことです。

分からないまま放置をすると

命にかかわることもあります。

 

高齢の方

大量飲酒の習慣がある

血液の病気、治療のために内服をしている 

血液さらさらの薬内服

などから出血が止まりにくい人

血液透析をしている

 

まとめ

①徐々に話さなくなった。歩行能力低下、 などに気が付く

②頭部を直接ぶつけていないくても原因となります。

③血液サラサラの薬を内服しているとなりやすい

④認知症の始まり、足腰の機能低下を感じた時

➄転倒の既往を覚えていない方が多いです

 

原因不明のものわすれ、

歩行力低下がある場合は

念のためにご相談ください。

 

 

 

 

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