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リハビリ通信1 アキレス腱断裂

[2020.05.20]

はじめまして、京命リハビリ室です。秋も深まり、運動会シーズンですね。
初回は運動会でがんばったお父さん、お母さんに多いアキレス腱断裂についてです。

どんな時に起きるの?特徴は?

急に走った時、ジャンプして着地したときにバッドでふくらはぎを殴られたような衝撃が走ります。強い痛みはあまりなく、つま先立ちができません。またアキレス腱部に凹みができます。

※似たような症状として、アキレス腱炎があり、足首を動かすとアキレス腱に痛みが出現します。

どんな治療をするの?

手術する方法もあり、今回は手術しない方法を説明します。まず固定をします。
つま先を下にしてアキレス腱を近づけた状態でギプス固定します。
その後、アキレス腱用装具を作成してエコーを確認しながら徐々に足首の角度を戻していきます。この時期から指、膝は動かしていきます。

装具をつけていたら治るんですか?

いえいえ、硬くなった足首と筋力が落ちたふくらはぎの筋力を戻すためにリハビリを行います。

治療の流れとしては (※流れは個人差あります)

  • 4~6週  リハビリ開始
  • 6~8週  足首のストレッチ開始
  • 2~3ヵ月 屋内での装具なしで生活可能です
  • 4ヵ月   屋外での装具なしで生活可能です
  • 6ヵ月   ジョギング開始
  • 8~10ヵ月 リハビリ終了
  • アルターGにて通常より早期に、歩行訓練、走行訓練を実施していきます。

東洋医学によるアプローチもあります。それは太衝(たいしょう)というツボです。大衝は足の甲の足の親指、第2指の間の溝にあります。
作用は肝機能を高め、毒素を排出します。血の流れ・量の調節、全身の筋肉・神経をコントロールします。
※頭痛、めまい、のぼせ、眼精疲労、かすみ目、視力低下、耳鳴り、二日酔い、乗り物酔い。吐き気、生理痛、不眠、精神疾患などにも効果あると言われています。

予防はないんですか?

簡単なふくらはぎのストレッチ、マッサージを運動前にすると予防になります。

やっぱり運動前には準備体操が必要なんですね。それにしてもいろんな治療があるんですね。
どうですか?わかりやすかったですか?今回のお話は以上になります。また季節に合わせいろいろなお話をしていきます。では次回またお会いしましょう。

何か不明な点や、わからないことは診察、リハビリスタッフにお尋ねください。

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