メニュー

運動量が当然減ります

[2020.05.21]

新型コロナウイルスの影響により、日常生活が劇的に変わり数か月が経過しました。コロナ対策については多くの人が意識を持つことが大切であると、最近の感染者数の減少を見ると改めて実感します。

日本では三密が提案されています。

3密(3つの密)とは、密閉、密集、密接から名づけられた言葉です。この3つの「密」は、日本における新型コロナウイルスの集団感染が起こった場所の共通点を探した際に、この3つの密が共通となっているということが分かりました。コロナウイルス感染症を避けるためにもこの3密を控えるようにすることを求められています。

世界的流行の今後の流れについての予想として参考になる報告としては、約100年まえに発生したスペイン風邪があります。収束するには約3年の期間を要しております。

日常生活をこれまで同様に注意していく。

これは、長期間にわたる可能性があるため心の準備や生活プランを作ることが大切です。

新型コロナ以外にもご病気をお持ちの方は、多くおられます。外出を自粛することは大切としても、この間にコロナが収束するまで、治療や運動を完全に中止することは不可能です。

外来診療においても、筋力低下及び運動不足により新たな痛みなどの症状を出ている患者様に相談を受けることが増えています。学校、職場と同様、工夫をしながら、これまでと同じ強度や量の運動環境を作る必要があります。

運動は私達の生活中で多くの利点があります。

骨粗鬆症、転倒、ロコモシンドローム、認知症について予防する効果があるとの報告があります。

効果を出していくためには定期的に運動を継続していくことが重要です。ご自宅で可能な方はご自宅で、難しい方はリハビリ室での選択肢もあります。

運動に大変興味があり、積極的にできる方もいらっしゃいますが、少し苦手意識がある方も多いと思います。以前は運動習慣のあった方であっても筋肉、関節などからの痛みが気になったり、他のご病気から機能低下があるなど幾つかの理由が原因で運動量が減少します。

私達は、ご自宅でも行える運動方法についても運動器リハビリの中で説明、ご理解を頂けるように心がけています。ご自分では運動週間をつけることが難しい患者様が、外来にて相談されるケースも増えています。リハビリスタッフが作成する自宅で可能な運動方法の参考動画を見ていただくこともおすすめです。

現在、新型コロナウイルスが心配で通院リハビリを控えていらっしゃる患者様も運動量を維持して、状態悪化のないようにお過ごしいただけることを祈っております。

症状でご心配なことがあればお問い合わせください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME