京命ブログ
腹式呼吸VS胸式呼吸(2024.02.21更新) ここ数年で呼吸に関する書籍を 見かける機会が多くなってきました😊 少し前にはロングブレスダイエット 40年以上前には服部式呼吸法(患者さんに教えてもらって知りました) どの時代でも呼吸方法に関心があるということなんですが 胸式呼吸と腹式呼吸のどちらがいいのか? そんな疑問を整形外科や解剖学の側面から解説してみたいと思います。 寝ているときも 起きているときも 遊んでいるときも 常に休まず運動をしています。 それが呼吸という運動です。 鼻や口から入ってきた酸素が 気管・気管支を通り肺に流れ込んで 最終的には血中に酸素を運ぶまでの過程を呼吸と言います。 この一連の動作で働いているのが 呼吸をするために働く筋肉、呼吸筋です。 呼吸筋には 横隔膜、内・外肋間筋、内・外腹斜筋、などがあります。 これらの筋肉が無意識に働くことで 胸郭が陰圧になり 陰圧になった空間を埋めるように酸素が肺に流入して 陰圧が陽圧へと変化を繰り返していきます。 腹式呼吸と胸式呼吸という言葉がありますが ここでは 胸式呼吸:息を吸うときに胸がいっぱい膨らむ呼吸 腹式呼吸:息を吸うときにお腹がいっぱい膨らむ呼吸 と定義しておきましょう。 ここで考えたいのは 息を吸って酸素を入れたい場所は肺であるということです。 肺を膨らませるためには 肋骨で構成されている胸郭という部分が広がっていく必要があるわけです。 つまり、胸が膨らむ呼吸の胸式呼吸 息を吸って お腹が膨らむのに、胸が膨らまない状態の腹式呼吸は 呼吸という運動からするとおかしな状態になっていることになりますね。 正常な呼吸は胸式呼吸メインで 呼吸を無意識にしていることになりますが 腹式呼吸が悪いというわけではありません。 腹式呼吸にはインナーマッスルの腹横筋・骨盤底筋などの筋肉を 意識しやすくなるなどのメリットも存在していて リハビリの中でも必要であれば指導を行うときもあります。 胸式呼吸が正しく機能的にできたうえで 腹式呼吸ができるようになると 最強というわけです。 呼吸が正しくできるようになると 体幹の機能が格段にあがり 腰痛を予防してくれたり 股関節・膝関節への負担も軽減してくれる土台となります。 何気なくしている呼吸 一日の終わりに深呼吸でもして意識するだけでも 体幹の機能上がりそうですね👍 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 🦶体外衝撃波のご案内🦶 当院では体外衝撃波での治療も行っております。 体外衝撃波とは、非連続性の圧力波を患部に照射することで、疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に有効性があるとされ、欧米では低侵襲で安全かつ有効な治療として、スポーツ選手を中心に広く用いられています。 〈対象疾患〉 ・アキレス腱炎 ・シンスプリント ・上腕骨外側上顆炎(テニス肘) ・石灰沈着性腱板炎 など ※適応疾患については診察にてご相談ください。 〈施術料金〉 自費 初 回:15,000円 2回目以降:8,000円 健康保険適応(3回セット) 10割:50,000円 3割:15,000円 1割:5,000円 ※足底筋膜炎の治療を当院で開始してから6か月以上経過している方のみ適応 ※自費で対外衝撃波を行った場合、同日に診察はできません。 あらかじめご了承ください。