整形外科 京命クリニック

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第4回痛風・高尿酸血症~毎日の飲み物を見直しましょう~

毎日の「飲み物」を見直しましょう

これまで3回にわたり、痛風発作や高尿酸血症についてお話してきました。

 

今回は、その続編として、

「高尿酸血症を改善するために、普段の生活で何に気をつければよいの?」

という疑問について、毎日の「飲み物」にポイントをしぼってお話します。

 

これまでの記事をご覧になっていない方は、ぜひ過去のブログも参考にしてください。

 

第1回 痛風・高尿酸血症 ~外傷がないのに、歩けないほど痛い~

第2回 痛風・高尿酸血症 ~どんな人に起こりやすい?~

第3回 痛風・高尿酸血症 ~痛みが治ったら、もう大丈夫?~

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まずは「水分」を意識しましょう

 

高尿酸血症や痛風の方にとって、日頃から適切に水分をとることは大切です。

尿量を確保することで、尿酸を尿と一緒に体の外へ排泄することにつながります。

 

普段の飲み物としては、

  • 水

  • ミネラルウォーター

  • 麦茶

  • ほうじ茶

  • 日本茶

  • ウーロン茶

などが選択肢になります。

 

大切なのは、のどが渇いたときだけではなく、こまめに水分をとることです。

 

特に暑い季節は汗をかきやすく、体内の水分が不足しやすくなります。

「今日はあまり水分をとっていなかった」

ということがないように、普段から意識してみましょう。

 

甘い飲み物には注意しましょう

 

一方で、気をつけたいのが、

ジュースや清涼飲料水などの甘い飲み物です。

 

これらには糖分、とくに果糖を多く含むものがあります。

果糖の過剰摂取は、尿酸値の上昇や痛風発症との関連が報告されています。

 

「水分をとらなければ」と思っていても、甘いジュースや清涼飲料水をたくさん飲んでいると、かえって注意が必要です。

水や無糖のお茶などを基本にして、甘い飲み物は控えるようにしましょう。

 

コーヒーや乳製品はどうでしょう?

 

「コーヒーは飲んでも大丈夫ですか?」

このような質問を受けることがあります。

 

コーヒーについては、摂取量が多い人ほど痛風の発症リスクが低かったという研究報告があります。

また、乳製品についても、痛風発症を抑える方向の関連が報告されています。

 

そのため、

コーヒーや低脂肪乳などを普段の飲み物として取り入れることは、選択肢の一つです。

 

ただし、

「コーヒーを飲めば尿酸値が下がる」

「低脂肪牛乳を飲めば痛風にならない」

という意味ではありません。

 

あくまでも、普段の食生活の中で取り入れる飲み物の一つとして考えてください。

 

コーヒーに入れる「砂糖」には注意!

 

ここで、もう一つ注意したいことがあります。

 

それは、砂糖です。

 

せっかくコーヒーを飲んでいても、砂糖をたくさん入れてしまえば、糖分のとり過ぎにつながります。

コーヒーや紅茶を飲む場合には、できるだけ無糖にするなど、飲み方にも気をつけてみましょう。

 

どんな飲み物を選べばいい?

 

迷ったときは、シンプルに考えてみましょう。

普段の水分補給を水・無糖のお茶にしましょう。

楽しみとして

コーヒー・紅茶・低脂肪乳なども選択肢になります。

 

ジュース・清涼飲料水などの甘い飲み物には注意しましょう。

「何を飲むか」という小さな選択でも、毎日の積み重ねが大切です。

 

痛風を予防するために、できることから

 

ここまで4回にわたって、痛風・高尿酸血症についてお話してきました。

 

痛風は、ある日突然、歩くことも難しいほどの激しい痛みを起こすことがあります。

しかし、痛風発作が起こるまで、自分の尿酸値が高いことに気づかない方も少なくありません。

 

そして、発作の痛みが治まったからといって、高尿酸血症そのものが改善したとは限りません。

だからこそ、

「痛くなってから」ではなく、「痛くなる前」から対策すること

が大切です。

 

まずは、

  • 水や無糖のお茶をこまめに飲む

  • 甘いジュースや清涼飲料水を控える

  • アルコールを飲み過ぎない

  • 食べ過ぎに注意する

  • 適正体重を維持する

  • 健康診断などで尿酸値を確認する

といった、できることから始めてみましょう。

 

最後に

今回は、毎日の「飲み物」についてお話しました。

 

ポイントは、

水分をしっかりとること。

そして、甘い飲み物をとり過ぎないこと。

まずは、この2つを意識してみてください。

 

痛風・高尿酸血症は、食事や飲酒、体重など、毎日の生活習慣と深く関わっています。

「尿酸値が高いと言われたけれど、まだ痛風になっていない」

という方も、今からできることがあります。

 

また、すでに痛風発作を経験された方は、痛みがなくなった後も尿酸値のコントロールが大切です。

気になることがありましたら、自己判断で治療を中断せず、医療機関にご相談ください。

 

毎日の小さな習慣から、痛風発作の予防を始めていきましょう。