体外衝撃波治療について
当院でも体外衝撃波治療装置を導入しました。
体外衝撃波治療とは
1980年代から体外衝撃波(ドルニエ社製)は既に腎臓結石や尿路結石に対して、非連続性の圧力波を腰背部の皮膚を通して患部に照射することで結石を粉砕する治療が行われてきました。足底腱膜炎や腱付着部炎などの多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に有効性があると示され、欧米では、スポーツ選手を中心に低侵襲で安全かつ有効な治療法として広く用いられています。
対象疾患
難治性足底腱膜炎に対して保険が適応されます。
【足部】アキレス腱炎
【下腿】シンスプリント
【肘】上腕外側上顆(テニス肘)
【肩】石灰性沈着性腱板炎、腱板炎など
治療の特徴
●1回の治療時間:10~15分です。
●一定期間(1週間程度)をおき、計3回の照射を行います。
治療の流れ
●セッティング(照射部位により体位が異なります)
●圧痛点、または超音波エコーで照射部位を判定します。
●低レベルの照射から開始し、反応を見ながら徐々に出力を上げていきます。
[最大出力:0.25mj]
●目的とするショット数に達したら終了します
●複数回の場合は一定期間の治療間隔を開けます。
費用について
自費
初回:15,000円
2回目以降:8,000円(継続治療であれば回数制限なし)
健康保険
3回セットで
10割:50,000円
3割:15,000円
1割:5,000円
*難治性足底腱膜炎、当院で治療を開始して6か月以上経過した方。
*自費で体外衝撃波を行った場合、同一日に診察はできません。予めご了承ください。
副作用やリスクについて
◆腫脹(腫れ),発赤,血種(内出血)
◆点状出血(内出血)
◆疼痛(痛み)
◆コルチゾン治療を受けた部位での皮膚損傷
☆ご希望の方は診察時にご相談いただくか、スタッフへお声かけください。