メニュー

適切な運動を再開しましょう

[2020.05.27]

新型コロナウイルス感染症は運動量にいかに影響をしたのでしょうか。

この度、新型コロナウイルス感染症による運動への意識変化を把握するためにアンケート調査が。全国 20-60 歳以上の男女 5000 名を対象、インターネット調査をおこないました。生活者の意識調査を昨年度との比較をしています。
回答者の約半数の方が昨年度の同時期に比べ外出機会の減少を、4割以上の方が運動機会の減少したと回答しました。
60 才以上の女性では外出減 62.6%、
運動減 52.8%にのぼりました。
外出が減っている方の中で控えているものとしては「外食」が6割以上の回答で最多、
習い事やスポーツジムに行くことを控えている方の割合は約2割でした。
「自宅で動かない でいる時間が増えた」と答えた方の割合は約3割で、
外出が減った回答者の7割以上が「自宅での運動方法に興味がある」と 回答しました。
子どもの運動機会が減っていると回答した方の割合は全体の約4割で、40 代女性においては約半数がご自身 または、周囲の子どもの運動機会減少を感じていす。
その結果では
「外出減」 52%、
「運動減」 40%
「外食を控える」 61%、
「子どもの運動減を感じる」  41.7%
(ロコモ チャレンジ!推進協議会)     https://locomo-joa.jp/

この結果では筋力、体力の低下につながります。
感染予防を心がければ必要な運動は不要不急の外出に含めず行ってよいと考えてられています。
自粛三昧の生活は、活動量がどうしても低下しがちとなります。

運動量の低下が、筋力、体力以外にも影響があることが報告されています。

日本人高齢者を対処とした東京都保険長寿医療センターの研究によると、1日4000歩未満になると、うつ症状を訴える人が増えてくることが報告されています。  https://www.tmghig.jp/hospital/

米国ハーバード大学の報告では2700歩未満のグループは死亡リスクが上昇することが報告されています。1000歩増えるごとに死亡リスクが6から10パーセント改善することが報告されています。


緊急事態宣言が解除となった現在でも歩行量がコロナ発生前まで戻っていない人がほとんどあると、外来診察での患者様との話では実感します。 

具体的に、歩行運動を室外で行うときには、注意することがあります。
歩行時には両手を互いに伸ばしても当たらない様に、十分に距離を保つことは引き続き大切です。
また、できる限り一人で実施するか、人が集まらない場所で行うことが望ましい。いわゆる三密には引き続き注意が必要です。
自宅から半径2キロ以内、時間は1時間以内とします。
時間が限られているために体力に問題がない方は動きの
スピードを調節することが望ましいです。
強度は歩行の速度により調節ができます。
1000歩増えるごとに死亡リスクが6から10パーセント改善することが報告されています。
体力に自信がない方は、歩行だけでも十分効果があります。
普通歩嘔とややきつい速歩を繰り返す、インターバル 歩行を3分ごとに繰り返すことも効果があります。笑いながらニコニコ軽く、歩くようなペースの
スロージョギングを3分×10回。


https://www.carenet.com/news/general/carenet/ 48092


ロコモ予防に効果の高い「ロコトレ」のご紹介
ロコトレ:ロコトレとはロコモ―ショントレーニングをいみします。
ロコモを予防するために主に2つの簡単な方法があります。腰、膝への負担が軽く、どこでもできる簡単な運動です。
片 脚 立 ち 20秒
ロコモかどうかの簡単なチェック法です。やってみてください。どちらか一方でもヨロヨロするようであれば「ロコモの可能性あり」です。

●片足立ち
 脚を上げた方の手で、壁や机を使い、体を支えてください。脚は5センチ程度上げるだけです。足腰の筋力だけでなく、軸足の大腿骨の骨密度も増やすことが医学的に証明されています。転倒しないように捕まることができる場所で左右1分間ずつ、1日3回行います。
• スクワット
 肩幅より少し博名足を広げて立ち、つま先を30度くらい開きます。膝がつま先より前に出ない程度で行います。1日3回、目安は1回5から6回繰り返します。
https://www.joa.or.jp/media/comment/locomo_more.html

まとめ

▽コロナウイルス感染の流行により体力、筋力低下が広く起きている。
▽体力、筋力低下は、2次的に他の症状につながることがある。
▽コロナ感染に注意をしつつ、適度な運動が大切です。
▽歩行の速度、時間、ロコトレにより負荷を調節しましょう


尚、マスク着用での運動により、熱中症になりやすいとの話があります。水分補給には例年以上に注意をしてください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME