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交通事故 むち打ち症

[2020.12.26]

交通事故後の患者様が、当院にも多く相談受診されます。

今回は交通事故で訴えが多い

頚部痛についてお伝えします。

最近の報告を見ると、2018年の交通事故の受傷人数は

約43万件、交通事故負傷者数は約52万人と年々減少している。

2004年をピークにして

交通事故発生数、交通事故

負傷者数、死者数は

いずれも減少しています。

その背景には、自動車運転の

マナー、車の機能が向上した

背景が考えられる。

 

一方、高齢者と認知機能照射の交通事故受賞者数が

約2倍に増加しています。

車を人が運転している限りは

交通事故に関連する

外傷は続いていきます。

 

交通事故の中で代表的な損傷は

むち打ち症を含む

頚部損傷になります。

 

このむち打ちの歴史を見ると、

1928年アメリカで最初に報告されました。

第1次世界大戦に、飛行機を

発信した際にパイロットの頚部に起きた頚部外傷でした。

それ以降、各国でむち打ちに対して報告がされるようになりました。

つまり、約100年近く使われていることになります

 

前述したとおり、

車の正能向上により、

交通事故による重傷者や

死亡者の人数は減っています。

軽微な追突事故によって

発生する頚椎損傷は

日常診療にて、現在多く見られます。

 

むち打ち症の主な症状は

下記の通りです。

経過については、

一般的には挫傷、外傷ではに

3か月以内に炎症が改善する

とされています。

しかし、長期化する場合を

外来診療ではしばしば経験します。

 

むち打ち損傷の発生は筋肉、

筋膜の損傷であると考えられていますが、

現在でも詳細は不明な部分があります。

一般では約3か月以内に改善します。

しかし、6か月程度続き長期化することもあります。

 

むち打ちは症状によって

いくつかに分かれています。

長期化するものの例では、

自律神経症状を主訴とし、

バレーリュー症状群と呼ばれます。

また、頭痛が長引く

脳脊髄液漏出症 があります。 

 

遅れて症状が出るのはなぜか?

事故当初は興奮もしており事故直後は気が付かなく、

事故数時間は症状が軽いことが多くあります。

その後、腫脹などにより、

痛み、しびれ、だるさ等が

出現することが多くあります。

 

100例から200例の交通事故のむち打ち損傷患者に

対する報告があります。

早期から積極的な運動療法を

開始すると

6か月後、3年後ともに経過が良好でした。

その他の報告では、集中力障害や、目の症状は事故後10日後から発生することが多いと方向しる。

むち打ち損傷の病態はさまざまであり、それぞれの病態により予後はことなる。

ひとまとめにして予後を述べることは難しい。 

症状の長期化との関連に

ついて、事故の大きさ、

シートベルト着用との関連はない

ことが分かっています。

乗用車、タクシーはトラックに比べて予後不良との報告があると方向があります。

交通外傷には損傷に幅があります。

レントゲンにて骨折、脱臼があるものも含まれます。

レントゲン画像で特に異常がなくても、症状が強いものがあります。

 

頚部以外の内容としては以下があります。

頭部 顔面痛 めまい 

顔面しびれ 耳鳴

眼症状  眼精疲労 

眼球運動の障害   

耳鳴り 目の疲労、

気分不快 上肢のしびれ感   

腰痛  肩甲骨痛 歩行障害

不眠  集中力低下  微熱

狭心症様胸部痛  

などの報告がある

神経のでは、この多彩な症状があるむち打ちの

 

頭痛の改善が乏しい時には

脳脊髄液漏出症も考えます。

交通事故などの外傷によって、脳脊髄液腔から

脳髄液が漏れ出すこと。

それによって、

脳脊髄液が減少し、頭痛、頚部痛、めまい、

耳鳴りなど多彩な症状が生じる疾患です。

 

起立性頭痛が90%しめます。

その他には

吐き気、嘔吐、頚部、肩甲骨

などの上背部痛、

めまいなどが含まれます

治療は保存療法と手術治療があります。

保存治療は、2週間の安静臥床と1日2リットル以上の水分補空をします。

改善しない場合は、手術:硬膜外自家血注入療法(ブラッグパッチを含めた

いくつかの選択肢があります)が選択しとなります。

 

保存治療にて改善しなく、疑わしい場合は

名古屋市南区 

中京病院、脳神経外科

名古屋市西区 

NTT西日本東海病院、脳神経内科

に検査及び必要時治療のためにご紹介いたします。

 

むち打ちの検査および治療

画像検査: レントゲン 超音波 MRIと適応に応じて行います

 

治療内容:

現在のところむち打ちについての確実な治療法は

頚部周囲の筋性の症状以外には、確立されていない。

それぞれの症状に応じた治療が中心となる。

 

痛みに対して、飲み薬を処方する。

抗ステロイド性消炎鎮痛剤を中心に使用します。

筋肉の緊張に関連する内服を使用します。

そのほか、しびれ、つかれ、眠れないなど隠す症状について対応します。

当然ながら、症状が続く原因については精査をし、明らかな異常がないことを確認する。

運動器リハビリは内服と同時に使用することが多くあります。

また、頚部、頭部、上肢に対する、長期的な神経痛、疼痛については

トリガー注射、神経ブロック注射を行うこともあります。

 

運動リハビリにより治療機関が短縮できた報告があります。

 

リハビリは関節を安定させること、筋肉、筋膜の緊張や痛みを改善することを

目標とします。

鍼灸も効果があります。

むち打ちの予後

性別、年連について。以前は女性、高齢者は症状が不良との報告もありました。

高齢者は受傷まえからの変性があることが理由として考えられてきました。

しかし、最近では、予後に関係がないとの結果が有力となっています。

 

 

頸椎カラーに関しては疼痛が強い患者様には

有効であることが多い。しかし、受傷後72時間

以降は固定をしなかった人と比べ、逆に症状を

長期化する事が報告されている。

1週間から頚部装具をつけた固定群と固定を付けなかった群と

比べてところ、固定をしない方が症状改善が明らかであった。

頚椎カラーの固定は1週間程度を目安にして、

長期化しない方が良いことが分かります。

カラー装着については本人に説明が必要である。

 

 

頚部に限らず、受傷初期の安静は重要でありますが、

長期の安静は症状を長期化するきっかけになる

ことがあります。骨折などの明らかな安静が

必要な場合を除外すれば、

休業は1~2週までとし、体を動かしていくことで

日常生活が早期に開始できるように進めていく

事が大切と考えられています。

 

むち打ち損傷は治りにくいなどの誤った情報が

広まり、治りにくいとイメージされるようになっています。

メンタルから長期化する要因になることも含まれます。

 

長引くバレーリューに関しては難治化する事が多く

改善が難しいことについて検討します。

 

6か月を目安に治療を行うが、改善が乏しく症状が続く場合は

後遺症診察も検討する場合があります。本人様、弁護士、と相談して行います。

 

接骨院での治療との違いについて質問を受けることがあります。

接骨院は医療機関ではないために、診断書、後遺症診断書の作成ができませんので、

了解のうえにご利用ください。

とくに、治療を開始して2か月経過しても

大きな改善が感じられない

場合は、整形外科での

相談受診を念のため、

お薦めいたします。

 

まとめ、

交通事故にて一番起きている頚部むち打ち症であった

むち打ち症についての疫学、報告について説明した

3か月以内で改善するグループと多彩な症状がおき、治療が長期化する群がある

確立した治療法はないが、症状に対して丁寧に治療をしていくことが

必要です。鍼灸、リハビリ、内服、局所注射を行う

 

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