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京命ブログ

こどものトレーニングは何をすればいいの?(2023.03.29更新)

今回は子供のトレーニングについて

「どんなトレーニングをさせればいいですか」など

親御さんや部活動の先生やコーチから相談を受けるので

お話ししたいと思います。

 

子供は生まれてから成人になるまで身長は3.5倍、体重は18倍にもなります。

子供から成人になるまでの期間は

成人になるまでの準備段階であり、身体は日に日に変化しています。

 

トレーニングの大原則で

「子供は大人のミニチュアではない」という考えがあるのをご存知でしょうか?

 

子供の身体は、日々変化しているので、大人とは全く違うもので、

トレーニングをするときも同様の考えが必要です。

 

大人が実践しているトレーニングを

負荷を落としてそのまま行えばいいというわけではありません。

例えば、ウエイトトレーニングをするにしても、

重量をさげて行うだけでは、

子どものからだには負担が大きすぎるのです。

 

大人と同じ目的で行うのではなく、

子どもには子どもに合った目的でトレーニングをさせることが大切です。

 



例えば

 5~12歳頃・・・可動性/コーデイネーション能力

 8~18歳頃・・・スピード

 15~18歳頃・・・最大力 

 

年齢によって発達しやすい能力はさまざまなので

年齢に合わせてトレーニングするほうが効果的だと言われています。

 

 

今回はスポーツを始めることが多い年代、

5~12歳頃に注目していきたいと思います。

 

5~8歳を「プレ・ゴールデンエイジ」

9~12歳を「ゴールデンエイジ」

といわれる子供の運動能力が著しく発達する時期があります。

 

この時期の子どもは神経系の発達が著しく

5~6歳で急激に発達し、大人の80%ほどまで達します。

この時期に様々な動作を経験することで、

脳が刺激され運動神経も発達していきます。

 

この時期には

コーディネーショントレーニングがおススメです⚽️🏀⚾️

 

コーディネーション能力を高めることで

身体を自分でコントロールしてスムーズに動かせるようになります。

 

 

コーディネーション能力とは、

 

・バランス能力(動きの基礎となる身体を支える力)

・リズム能力(音などの刺激に合わせる力)

・反応能力(合図などに反応して素早く動く力)

・定位能力(位置関係を把握する力)

・識別能力(道具を正確に扱う力)

・変換能力(動きを切り替えたり、同調させる力)

・連結能力(体全体をスムーズに動かす力)

 

この7つの能力を高めることで

自分で自由自在に体をコントロールできるようになると言われています。

 

 

コーディネーショントレーニングってどんなもの?

 

簡単にできるコーディネーショントレーニングを

いくつかご紹介します。

 

①リアクションじゃんけん

数人で行い、相手が出したものに対して、反応するトレーニングです。

親(初めに出す人)、ルールを決めます。

相手に勝つ、あいこにする、わざと負けるなど、、、

じゃんけんの合図でまず親が出し、後出しで他の人が出す、

といった簡単なトレーニングですが、

慣れてきたら足じゃんけんに変えたり、スピードを上げたりすると

難易度が上がって難しくなります。

 

②グーパージャンプ

2人1組で行うトレーニングです。

1人が足を伸ばして座り、もう1人はその足をまたいで立ちます。

座っている人が足を広げるのに合わせて、

立っている人はジャンプしながら足を閉じます。

2人で息を合わせてグーとパーを入れ替えていくトレーニングです。

立場を変えると違った感覚で難しくなります。

座っている人の足を踏んでしまうとかなり痛いので、

気を付けて行ってくださいね。

 

 

 

 

この時期に習得した動作は

大人になっても低下しないという特徴があります。

 

例えば、自転車に乗ること。

自転車に乗る練習はゴールデンエイジ期に行うことが多いと思います。

大人になると自転車に乗る機会は少なくなりますが、

子供のころ乗れた方は久しぶりに乗っても小さいころと変わらず乗れますよね。

 

子どものころにしか獲得できないこともあるため、

大人と同じトレーニングを行うのではなく、

年齢にあったトレーニングをすることが大切だとわかりますね。

 

是非参考にしてみてください🙆

 

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